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BLの箱

ボーイズラブ小説・漫画などの感想をぽつぽつ書き残してます。ネタバレ注意。

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跪いて、永遠の愛を誓う。 (ラヴァーズ文庫)跪いて、永遠の愛を誓う。 (ラヴァーズ文庫)
(2006/07/22)
夜光 花

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さすがはラヴァーズ文庫。相変わらず表紙がエロいです。
それにしてもラヴァーズ文庫のイラスト、奈良さん率が異常ですね。
今回は下克上ですか?なんだかエロい匂いがプンプンします。

日常はつまらないことばかりで、何もかもが億劫だ…。橘グループの御曹司、雄太はその恵まれた環境に甘え、毎日を好き放題に遊び回っていた。そんな雄太を連れ戻しに来るのが父の秘書、古家孝彰。雄太は、冷たくいつも取り澄ましているこの男が大嫌いだった。2人は従兄弟だが、孝彰が同性愛者だと知った時から、雄太は孝彰を避けるようになった。同じような、家が金持ちの連中と粗悪な遊びを行い、ついに最悪な事件を起こしてしまう…。追い詰められた雄太を救えるのは結局孝彰だけだった。だが孝彰は事件を隠蔽する代わりに雄太にとって最も屈辱的な要求をしてくる…。衝突する激情と異常なまでの執着心。愛と下剋上の物語。


橘クループの一人息子として何不自由なく暮らしてきた雄太。
甘やかされて育った雄太は好き放題に遊び回っていた。
そんな雄太のお目付け役が、橘家の分家の孝彰たっだ。
成績優秀で能力的には明らかに孝彰の方が上ではあったが
分家は本家に逆らってはいけないという古いしきたりによって
雄太に対しては常に目上の者に対する態度をとってきた。
最初の頃はそれほど仲が悪いわけではなかったが
孝彰が男とキスしているのを目撃し、ゲイであることを知り
嫌悪感から反発するようになっていた。

そして雄太は取り返しのつかない事件を犯しす。
孝彰の別荘で友人とクスリをやり意識が混濁してしまった雄太は
友人が連れてきていたシロという男を刺してしまう。
翌日目を覚ました雄太は、目の前の惨状に愕然とし孝彰に助けを求める。
そして後始末を終えた孝彰は自らの手を汚したことへの代償を要求する。
それは雄太の服従――。

「…脱ぎなさい」

弱みを握られ、逆らうことのできない雄太は孝彰の要求に従う。
シロに口でされたときには嫌悪感しか感じなかった身体が
孝彰の愛撫で簡単に感じてしまう。
そのことに屈辱感を覚えると同時に戸惑ってしまう。
そして孝彰との行為に惹かれる自分を感じていた。

――だが、本当に脅されているから、それを選ぶのか…。

雄太を更正させようと孝彰は雄太に橘クループのホテルで働くよう命じる。
もちろん今の雄太に逆らう術はなく…。
社長の息子だということを隠しているため、従業員はだれもが
雄太に他人と同じように気安く接してくれる。
それが、雄太にとっては気楽だった。
社長の息子として、腫れ物に触るような扱いを受けることもなければ
取り入ろうと下心で近づいてくる人間もいない。
最初はホテルから逃げ出すことばかりを考えていた雄太たっだが
仕事にも慣れ、周囲の人間の温かさに心地よさを覚えていた。
そんな時、ふと流れてきたニュースが雄太に現実を突きつける。

自分は人を殺したのだ。

今までは捕まるのが怖いとしか考えていなかった。
自分のことしか考えていなかった。
しかし心を許せる仲間ができたことで新たな不安が生まれた。
他人にどう思われるのか…自分が殺人犯だと知られたら…

翌日、孝彰が訪ねてきた。
食事に誘われ、そこで告げられた孝彰の想い。
いずれは社長の仕事を継ぐつもりで今の仕事に当たってほしい。
どんなに難しい職業だって望める才能を持った孝彰が
秘書という裏方で満足するはずがない。
孝彰は野心をもって父親の秘書になったのだと思っていた。
なのになぜ?

「俺が秘書に納まったのは、社長に……あなたの父に、
 いずれ雄太に跡を継がせたいから頼むと頭を下げられたからです」

「あなたの右腕になってほしいと頼まれ、引き受けたのです」


それは思いがけない言葉だった。

雄太が同僚とじゃれあっているのを目撃した孝彰。
嫉妬心丸出しで雄太を犯すけれど、雄太は全く気づかない。
孝彰が何に怒っているのかすらわかっていない。
週末には孝彰の家で過ごすように命じられた。躾をするのだと…
おもちゃだとでも思っているのだろうという雄太に孝彰は俺の犬だと言う。
孝彰は雄太に対してひどい言葉も使うけれど
基本的には敬語だし(ヤってる時は命令口調だけど…)
言葉の裏を考えれば愛情たっぷりなんだけど…。
他人を家に入れるのは好きではないと言いながら
雄太を招きいれ、雄太は特別だと言う。
でもすることは容赦ないです。だって躾だもの!
裸に首輪をつけれれて、後ろにローター突っ込まれて…
放置プレイです!おあずけです(笑
孝彰は雄太が従順にしていれば、優しく扱ってくれる。
孝彰の愛情に心地よさを覚えるほどに。
しかし、部屋の中と外での孝彰の変貌が雄太を深く傷つける。
孝彰とのセックスは気持ちいいけれど、あとに残るのは虚しさだけ。
自分は独りなのだと改めて実感させられる。
そしてついに自分の孝彰に対する想いに気づく。
あの時、孝彰がゲイだと知ったあのパーティの時
ものすごく腹が立ったのは嫌悪感からではない。
あの時孝彰は楽しそうに笑いながら相手の男にキスをしていた。
あんなに愛しそうに見つめる表情は見たことがなかった。
なぜ自分ではないのか?なぜ自分を選んでくれないのか?
孝彰と対等に向き合いたかった。認められたかった。
それは、嫉妬だった。

自らの手で殺したはずのシロが生きていた。
すべては孝彰が仕組んだこと。でも、なぜ?

俺を……抱き…たかった?

「お前は俺が好きなんだろ!!」

「俺はあなたを抱きたかった。汚い手を使っても」

「あなたは俺ものだ。誰にも渡さない」


事件の真実は、予想どおりでした。
孝彰の行動はすべて雄太のため。
孝彰の世界は雄太を中心に回っているのでしょうね。
愛の形は少し、いやかなり歪んでいましたが、想いが通じれば形成は逆転。
跪いて、永遠の愛を誓うのは…やはり孝彰なのですね。


「雄太さん、ああいう場合はツインを取ってください。
 男二人でダブルはおかしい」



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